建築家:小川 真一郎(株式会社アトリエ・キント)
建築家コメント
この敷地は、南道路に面し、西側は空き地。北側は2.5mほどの高低差があり、崖地後退が必須。
(問題点)
・南側へ大開口を設ければ、近隣からの視線、プライバシーの確保が困難。
・西側は、空き地のため今後住宅が建つことを想定する必要がある。
・北側は、崖地後退が必須で建物を寄せるのに制限がある。
上記の3点をクリアにし、クライアントの要望を叶える必要がある。
敷地形状
一般的には、南側道路は良いとされる。
なぜかというと前面に建物が建つことがなく陽を取り入れやすいからだ。
そのため南面に向かって大開口の窓を設置することが一般的。
明るさを確保しやすいという点では利点だが、住んでみて気づくことがある。
道路に向かって大開口を設けるということは、必然的に室内が丸見えになるということ。
当然ながら外からの視線が気になりカーテンを閉めざるを得ず、最終的には自然光ではなく電気を使う生活に。
また、建物に光が入り冷房の効果を減少させるため、その理由からも結局カーテンを閉めることが必要に。
これは、太陽の動きや生活を考慮された設計がなされてないためである。
ここ高温高多湿の沖縄では日差しが強い。
住宅の室内環境を考えると直接的な明かりではなく、間接的な光を取り入れる方が
冷房の効率を妨げることもなく、プライバシーも確保できる。
そこで、提案したのが「北庭の家」。
通常、南側道路に面した土地は、南の日射とその反射が強く、
南の外部空間は快適ではないことが課題となる。
そこで、暮らしを北へ解放することでこの敷地のデメリットをメリットに変換することに。
クライアントのライフスタイルを忠実に
5名家族+母親で暮らすオーナー様。子供が大きいこともあり生活スタイル、リズムもそれぞれ。食事もそれぞれが好きな時に好きな場所で食べるスタイル。そのためダイニングテーブル等は必要なく、ソファーのみがおけるスペースを確保。
漫画が好きで300冊程度保有。2Fで漫画を読むのではなく、1Fで漫画スペースを設けて、家族とコミュニケーションも取りやすい空間に。それと同時にリビングに漫画の収納も設置し用意。
玄関から脱衣室へのアクセス、キッチンからの回遊動線、また家事室…とオーナーさんの要望が詰まった住宅。
なぜ、このような間取りになったのかの背景を楽しんでいただければと思います。
家は「十人十色」
あなたにはあなたにあったプランが必ずあります。
それを提案するのが、アトリエ建築家です。
ぜひ、この機会にご体感ください。
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12月23日(土)
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12月24日(日)
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